IPPO IPPO NIPPON活動報告

IPPO IPPO NIPPON プロジェクトについて

2011年3月11日に発生した東日本大震災において、犠牲になられた皆様に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
今回の大震災は、各地に想像を絶する甚大な被害をもたらしました。その復旧・復興には多くの労力と時間を要しますが、被災地の皆さんがふたたび元気を取り戻し、希望ある未来が訪れることを強く信じて、私たち一人ひとりができることを実践し、力を合わせていかなければなりません。

経済同友会では、こうした思いを具体的行動として結実させるため、「IPPO IPPO NIPPON プロジェクト」を立ち上げることとしました。このプロジェクトは、ご賛同いただいた企業や個人からお預かりした寄附金などを、被災地の人づくりや経済活性化に役立てるプラットフォームを築くものです。参加企業および個人の応援が復興への一歩になり、真の復興に向けて"一歩一歩"進んでいってほしいという思いを込め、「IPPO IPPO NIPPON」と名づけました。

具体的には、被災で保護者を亡くされた子供たちへの支援のほか、地場産業の将来を担う若者を育成する職業高校、新事業創造をもたらす研究開発を担う大学などへの支援を想定しています。岩手経済同友会、仙台経済同友会、福島経済同友会の協力も得て、真に支援を必要とするところに、きめ細かく確実に届ける努力をしていきたいと考えています。さらに、全国各地の経済同友会とも連携し、全国運動として展開していく予定です。

今回の被災状況に心を痛め、日本全国そして世界中から義援金や支援物資が被災地に届けられ、また、多くのボランティアの方々が集まりました。こうした動きを一過性のものに終わらせないために、ささやかな一歩かもしれませんが、少しでも力になれるよう全力を尽くしていきたいと考えています。

IPPO IPPO NIPPONプロジェクトには、2013年6月20日現在、全国法人・企業336社が参加しています。

株式会社池田商店 代表取締役
池田孝二

これまでの活動内容(第3期活動までの実績。現在は第4期)
岩手県 被災した専門・職業高校への物品提供(総額2億4,200万円相当)
国立大学法人岩手大学への支援(5,700万円)
いわての学び希望基金への支援(2,000万円)
宮城県 被災した専門・職業高校への物品提供(総額2億6,100万円相当)
国立大学法人東北大学への支援(3,200万円)
公立大学法人宮城大学への支援(2,300万円)
東日本大震災みやぎこども育英募金への支援(2,400万円)
福島県 被災した専門・職業高校への物品提供(総額2億8,000万円相当)
東日本大震災ふくしまこども寄附金への支援(2,800万円)
二本松市(1,000万円)

詳しくは公益社団法人 経済同友会 IPPO IPPO NIPPONプロジェクトhttp://www.doyukai.or.jp/ippo/